このままずっと甘い夜を 〜再会した元恋人は溢れる愛を押さえきれない〜
その話を聞いて、わたしの胸がドキッと跳ねる。


――“高校生のときから好きな人”。

それに、“結婚したいと思ってる”って――。


『澪、好きだ』


それって…まさか、わたしのこと……?


「だが、相手が認めてもらえる家柄かもわからんしな。気を落とすのはまだ早いぞ」

「そうかなぁ〜…」


愛理さんはいじけたように、フォークでステーキを何度も刺す。

そんな愛理さんの機嫌を取ろうと、お父さんと由美さんはなんとかして励ます。


「本音を言えば、婿養子を取りたいところだが、もし愛理がナトリホールディングスに嫁に行くというのなら、パパもママも鼻が高い!」

「そうね!名取グループと親族になれば、ウチはますます安泰になるわ」

「こんなにかわいい愛理に好意を抱かれて、結弦くんが放っておくわけないだろう?」
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