リングノート〜必ず君を甲子園に連れて行く〜

裏切り

文化祭が無事終わり、

今日は打ち上げがあるらしい。

3年A組、俺たちB組、そして海斗のいるC組は、

合同で打ち上げをするようだ。

が、寮生の俺たちはもちろん行けない。

まぁ行きたくもないけどな、

そんなことに時間使うなら野球をしていたい。


練習が終わって、自宅通いの海斗とすず、

そして勇弥は、一緒に打ち上げに向かった。

「いぃなぁーー俺も打ち上げ行きたかったぁ、、、美里ちゃん、来るのかなぁ。」

寮生の烈が言う。

「お前、まだ坂口のこと狙ってんのか?坂口、同じモデル事務所に彼氏いるんだろ?」

「でもさ、うまく行ってないらしいんだよね。俺、チャンスじゃん?」

「もし別れたとしても、お前にチャンスはねーと思うけど。」

そう言って俺は1人、

トレーニングルームに向かった。
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