リングノート〜必ず君を甲子園に連れて行く〜
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚


バッコーーーン!!

イッテェ、、

誰だ俺の大事な頭殴った奴は、、、

てかここはどこだ?

目を覚ましたら、クラス全員が俺の方を見ていた。

あぁ、数学の授業受けてたんだっけ、、

だんだん意識が戻ってきた。

バッコーーーン!!

また頭を殴られる。

これで完全に俺の意識は戻った。


「お前は何を寝とるんじゃぁぁぁ!!」

恐る恐る上を向くと、野球部の工藤監督が

俺を見下ろしていた。

「な、なんで工藤監督が、、、歴史の授業じゃないのに、、、」

俺は、工藤監督の歴史の授業だけは

いつも目をギラギラさせて起きている。

この世に工藤監督より怖いものはない。

しかし他の授業はどう頑張っても寝てしまう。


「お前みたいなやつがいるから見回っとったんじゃこらぁぁぁぁ」


俺の人生終わったぁ、、、

俺はこの後どんな罰を与えられるのだろう。

今日の練習、参加させて貰えるんだろうか。

そんなことを考えていたので、

それからの授業は一睡もしなかったが、

どっちみち工藤監督の事が頭から離れず、

全く集中できなかった。(←言い訳)
< 5 / 53 >

この作品をシェア

pagetop