雅くんはどこまでも追いかけてくる
「あ、ごめん、聞こえなかったもう一回言ってくれる?」

『三浦、今外?』

「え、あ、うん」

なんか、電話だと相澤くんの声低く聞こえる…

なんか、新鮮かも…



『家近く?』

「うん、そうだよ。もう目の前」

『そっか、じゃあ、あとでかけ直すわ、気をつけて帰れよ』



そう言って、切られてしまった。


……『あとでかけ直すわ』

え、もう一回、電話するの?!


なんか、さ、電話だと直で話すよりなんか、緊張する…


私は目の前の信号が青になったのを見て渡って家に帰った。


「お帰りなさい、遅かったね」

「三羽ちゃんの家に行ってたから」

私は靴を脱いで2階の自分の部屋に行こうと、階段の手すりに手をかけると。


「ご飯もうちょっとで出来上がるからね」

と、お母さんに言われ、「はーい」と、大声をあげて階段を駆け上った。

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