僕らは今日死んだので、これから先は天国です
「ごめん、今のは……」

「そうよね!私も、学食が美味しくなかったら行ってないわ!」

一葉がうんうんと頷いている。

一葉はさっきも思ったが、聞かれたくないことに深入りしないでいてくれる。

それがどれほど優しいことかはよく分かっているつもりだった。

そんなことを話しているうちに、一葉の家の近くまで着いた。

「瑞樹、送ってくれてありがとう。じゃあ、またね……って、連絡先交換してないじゃない!」

一葉が慌てて、携帯を取り出す。
< 14 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop