僕らは今日死んだので、これから先は天国です
「ちょっと瑞樹、ちゃんと見てる!?」

「はいはい、見てるよ」

「それは見てない人の反応じゃない!お互い、楽しんでこその天国ライフなんだからね!」

一葉はそう言いながら、僕を水槽の目の前まで連れて行く。

そして、嬉しそうに魚達を指差しながら、話している。

「一葉」

「何?」

「本当に楽しい。連れて来てくれてありがとう」

「……瑞樹はなんでも恥ずかしがらずに言えるのが、長所よね」

「天国で恥ずかしがってたら、勿体無いだろ」

「ふふっ、それもそうね」

僕たちは水族館を一通り見て回った後、休憩するために水族館に設置されているベンチに腰掛けた。
< 28 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop