僕らは今日死んだので、これから先は天国です
「受付番号が画面に出てるのに診察室に入って来ないから、見に来たの」

「あ、すみません!」

「全然いいのよ。集中出来ることがあって良かったわ」

診察室に入ると、山川先生がいつも通りで笑顔で挨拶をしてくれる。

「瑞樹くん、おはよう。今日も顔色が良さそうで良かった。それに、今日はとても楽しそうだ」

最近、好きな場所へ遊びに行っていることを、僕は山川先生に話す。

「それは良かった。というより、私もその話が聞けて嬉しいよ」

「……?」

「いや、当たり前のことだけれど、瑞樹くんに余命を宣告したのは私だ。それでもね、もちろん私も諦めたくなんてないし、君には少しでも長く笑顔で過ごしてほしい」

山川先生がカルテに目線を向ける。
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