僕らは今日死んだので、これから先は天国です
そんな言葉をかけた後、先生は「よし!」と大きな声で言った。

「さ!これで、瑞樹くんの知り合いのただのおじさんは終わろう。じゃあ、今からはちゃんと医者として薬の処方箋を書くよ」

山川先生はパソコンに向き直り、文字を打ち込んでいく。

その様子をぼんやり見ながら、僕は本当に優しい人達に囲まれているなぁとしみじみと感じた。

診察室が終わり、薬局に向かう。

薬局の人も、今日も変わらず優しかった。

僕を囲む優しい人達に出来る恩返しはなんだろう。
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