僕らは今日死んだので、これから先は天国です
「あの子、服にジュースかけられたみたい」

「うわ〜、可哀想」

 「可哀想」という言葉に僕の心臓はドクンとなった。

昔から病気で「可哀想」とよく言われることがあった僕は、「可哀想」と言う言葉が苦手だった。

「瑞樹?」

「あ、ごめん。『可哀想』って聞こえたから」

「ああ、確かにあんまり良い言葉じゃないかもしれないわね。でも、私はあんまり嫌いじゃないのよね」

「そうなの?」

「うーん、なんていうか、こう自業自得であることには言わないじゃない?例えば、勉強を全くしなかった人が点数が悪くても『可哀想』とは思わないじゃない?だから、なんか『貴方のせいじゃないよ』って言われてるみたいで嫌いじゃないの」

きゅうっと喉元が熱くなるの感じる。

ああ、きっと僕は今、泣きそうなんだ。
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