僕らは今日死んだので、これから先は天国です
「今年の冬、「余命一年」って宣告されたんだ」

「嘘よね……?」

僕は答えることが出来ない。

「ねぇ……!ねぇ……!」

その時、僕は初めて一葉の涙を見た。

それも、沢山。

好きな子を泣かせた自分が許せないはずなのに泣いてくれる一葉が可愛くて、僕はボロボロの顔で一葉を見ていた。

それでも、一番好きな一葉の顔はやっぱり笑顔だった。
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