僕らは今日死んだので、これから先は天国です
入院しても、僕達は相変わらず病室で出来るやりたいことを沢山した。

「はぁー!今日も楽しかったー!じゃあ、また来るわね!」

「僕も楽しかった。また待ってる」

一葉が病室を出て行った直後、身体に違和感を感じた。

いつもより苦しい。

僕はすぐに山川先生に相談をして、検査を行ってもらった。

「瑞樹くん、正直、もういつ亡くなってもおかしくない。全力は尽くすが、心残りがないように毎日を過ごしてほしい」

その言葉を聞いて、僕はどんな顔をしていただろうか。

季節はもう冬に差し掛かっている。

あの余命宣告からもうすぐ一年だ。

分かっていたことだろう?
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