幼い頃、ゆびきりをした人は次期社長候補のあなたでした

ゆびきりをしたのが臣くんてわかるとなんとなく夢で見た記憶が脳裏をかすめた。

でもみんなが言ってるのは小さい頃の私達でしょ?

臣くんの気持ちだってわからないし、手をつないだけどはっきり言われてはない…

私が聞く?
どうやって?
上司に?
そんなの無理じゃない?
そもそも私は臣くんのことが好きなの?
恋愛がわからないのに?
今までのんびり生きてきたのに、こんなに考えることある?


臣くんが帰ってきてから心が凄くごちゃごちゃしてる…

私はどうすればいいんだろう…

怜花のLINEが鳴った。

“怜花〜頼まれていた本、入荷したよ〜“


書店で働いている数少ない友達の晴美(はるみ)からだった。

お互い本好きで話が合う、大手の書店の店員で怜花に本の取り置きをしてくれているのだ。

“晴美〜、会って話したい“

“いいけど、明日は19時終わりだよ“


晴美に相談しよう、私の頭じゃだめだ…

横になったが、やっぱり寝つきは悪く、起きたのは昼だった。

「はぁ…」

大きなため息が出る。

ゴロゴロしたいなぁ…でも今日は自分から約束したから出かけなきゃ…
< 28 / 61 >

この作品をシェア

pagetop