幼い頃、ゆびきりをした人は次期社長候補のあなたでした

付き合ってみる選択もあったのにと後から美晴に言われたがやっぱり好きになってから付き合いたいと怜花は高校の時に話していた。

「怜花はさ、自分を持ってる人だから自分の考えをまげないじゃん、悪くいえば頑固ともいう(笑)」

「うっ…それは…」

「男性に食事に誘われました、その日は大好きな作家さんの本の発売日でした、怜花は本屋を選ぶでしょ?」

「…うん」

今回取り置きしてもらったのは発売日に臣くんと焼き鳥を食べに行った日…次の日に晴美に電話したらすぐ完売で他の店のを回してもらっていたのだ。

「でも、一応仕事の一貫だったから…」

「それなら連絡くれたらよかったのに…LINEする時間もなく盛り上がったの?」

「えっと…忘れてました!」

ごめんと両手を合わせた。

「ほら、答えは出てるじゃん(笑)」

実は昨日もしかしたら届くかもって晴美から言われてたから昨日食事に行くことを一瞬ためらってたのだが確かに臣くんを優先した。

「だから頑張れって言ったのよ」

「上司だよ、それも年下」

「関係ないよ」

「実は小さい頃から知ってるの、親同士が友達で…臣くんも忙しくて…」

「臣くん?」

「あっ、副社長」

「ふーん、もういい感じじゃないの?」

「わかんなくて…晴美に聞いて欲しくて…」
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