ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 ご機嫌な子猫は顔馴染みの果物屋でデザートのフルーツを食べて、お腹がいっぱいになったふたりは屋敷に戻ってきた。

「今日は楽しかったにゃ。パーティーの打ち合わせも順調に進んだし、夕ごはんも楽しかったし!」

「そうか、よかったな。さあ、シャワーを浴びて着替えておいで」

「にゃーん」

 よい子猫の返事をして、エリナはシャワーを浴びると寝る支度をした。
 今夜はおなかがぽんぽんなので、寝る前のミルクは省略だ。
 少し早いけれどベッドに入って眠ろうかと思った時、玄関のノッカーが控えめに叩かる音がした。

「おや? こんな夜に訪問者か?」

「お客さんなんて珍しいですね」

 ルディが立ち上がって玄関に向かうと、今度はノッカーが『コココココココ』と連続で叩かれた。

「せわしないお客だ……え?」

 ドアを開けると、そこには青いドレスを着た長い金髪の美女が立っていた。全身が光り輝く美女は、笑いながら肩をすくめた。

「夜遅くにごめんなさいね。もう、クー・シー、ノッカーにじゃれないの」

 ココココしていたのは、宙をふわふわ漂う白い子犬だった。

「違うよ、じゃれているんじゃなくて芸術的に鳴らしてるの。こんばんは、ルディ隊長! お邪魔しまーす」

「お邪魔するわね」

「……フォーチュナ殿にクー・シー殿」

 玄関から訪問したのは、ふたりの妖精であった。

 
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