ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 ルディはふたりをキッチンに通した。

「わあ、フォーチュナさんにクーちゃん!」

「こんばんは、エリナ。おやすみ前にごめんなさいね」

「こんばんはー。ねえねえ隊長さん、美味しいおやつはない?」

 尻尾を振りながらつぶらな瞳で見上げられたルディは「仕方がない子犬だな」と天真爛漫な妖精におやつの用意をする。

「フォーチュナ殿は、ハーブティーで大丈夫か?」

「あら、ありがとう。ハーブティーは大好きだから嬉しいわ」

 ルディはクー・シーにミルクとクッキーを出しながら「妖精とは窓からやって来るものだと思っていたが、玄関から来るんだな」と言った。

「僕たちはきちんとした妖精だもん。寝ているところを叩き起こしたら悪いと思ってね。ルディ隊長は血の気が多そうだから、お化けと間違えて飛びかかられても困るしさ」

「落ち着いたフェンリルになにを言う」

 クー・シーは頻繁に遊びに来るので、ルディとも冗談を言い合うくらいに親しくなっていた。

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