ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 会場の設営もセンスがいいサランティーナ王妃が請け負ってくれて、王宮で働く庭師たちが総出でがんばり、花でいっぱいの素晴らしいパーティー会場ができあがっていた。

「うわあ、すごいにゃ! おとぎの国のパーティー会場だにゃん!」

 花とリボンとレースと、女の子が憧れる素敵なものがたくさん使われていて、小さな楽団が楽しそうな曲を奏でてくれている。エリナは薔薇のアーチの下でやってきたお客に挨拶をした。

「ルールー、いらっしゃいませ」

 濃い青のワンピースを着て、上品な美しさと商売人としての信頼感に溢れる姿のルールーは、エリナの装いに目を見張った。

「まあっ、エリナ! 今日の子猫ちゃんはとてもお姉さんに見えて可愛いわ!」

 人魚のルールーが「きゃー」と言いながら抱きついて来たので、エリナも「にゃー」と言いながら受け止めた。

「ルールーも大人のお姉さんみたいだにゃん」

「変身ぶりではエリナに負けちゃうわよ。それは初めて身につける色ではなくて?」
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