ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「確かに、あの時のイーシーはすごかったわね。エリナが次々と投げてくる魚をひとつも落とさずに受け止めて、しかも品の良さを失わないんですもの。さすがはイーシーだと改めて感心したわ」

「そうそう、イーシーさんがいてくれたから、わたしは全力でレインボーフィッシュを獲ることができたにゃんよ。ありがとうございました。あと、遠慮なく魚を投げてごめんにゃ」

 興奮した猫の無茶振りにも応えられる紳士、それがイーシーなのである。
 ちなみに、その正体が大海蛇であるイーシーが若い姿をとらないのは、青年イーシーだと女性にモテて大変なことになるからであった。
 全方面に隙がないイケメン紳士だ。

 老従者が「美しいレディにそんなに褒められると、照れてしまいますな」と頭をかいたので、お茶目な仕草に女の子たちはくすくす笑った。

「くっ、ギャップ萌えでさらにエリナの心を掴むとは……侮れないな」

 老従者をライバル視するルディは、余裕があるイーシーから微笑ましげな視線を向けられてしまい、またしても「ぐぬぬぬ」と悔しげに唸るのであった。
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