ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「セラ殿! なにをやっているのだ!」

 見ると、マーレン国のイケメン側近が子犬と子猫を両肩に乗せてくるくる回っていた。

「可愛いなーっ、エリナちゃんもパティちゃんも、ものすごく可愛いから、お兄さんがくるくるしちゃうよー」

「うにゃああああーっ、セラさんっ!」

「きゃああああーっ、高いー」

 これは、マーレン国の王族のちびっ子に大人気の遊びであった。背の高いセラだがしっかりした身体つきをしているので、ホールドに安定感がある。そのため、くるくると回られると、安全で楽しい遊具のようになるのだ。

 ルディはふたりを取り戻そうと近寄ったが、子犬のパティは最初から大喜びで笑っていて、エリナもなんだか楽しくなってしまったようで『シャーッ』と言わず、小さな子猫らしくきゃっきゃと笑っていたので、出しかけた腕を引っ込めた。
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