ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「わたしもわたしも! カレーライスには目がないんだよ、美味しいよね、サイコーだよね」

 やたらとキラキラした、存在感があり過ぎる美青年がやってきて、犬のお母さんの手を握って「カレーライス好き仲間だねー」とぶんぶん振ったので、驚いて「うわん?」と言ってしまった。

「今日のメニューには、カレーライスはないのかな? ちょっと期待して来たんだけど」

 光り輝く青年こと守護妖精のユーディリシェイラミアムスは、ちゃっかり一緒のテーブルに着くと、アイスティーを「あっ冷たいお茶だ! それに……ミントの香りかな? これは爽やかで美味しいね、わたしの新しいお気に入りだ」と味わった。大変自由な妖精である。
 その様子を見て、犬のお母さんは『この方はどなたかしら? とんでもない大物のような気がするけれど……ううん、気にしたら負けね。招待状に、誰がいても、みんなお友達だと思ってかまいませんって書いてあったし』と心を強く持とうとがんばった。

「ユー様は食いしん坊さんですぅ」

「エリナちゃんのごはんが美味しいから、仕方がないの」

 通りかかったうさぎのジャンが「ごめんなさーい」と答えた。

「カレーライスは香りが立ちすぎるから、今日のメニューからは外してあるんですよね。でもね……」

 彼が秘密を打ち明けるように声をひそめたので、みんなは静かになって彼の言葉を待った。

「実は、お土産にカレーパンを用意してあるんです!」
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