ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 そうこうしていると、新しいお客さんがやって来た。

「ララベルちゃん! 来てくれたにゃんね!」

「エリナお姉ちゃん、会いたかったの」

 叔父である熊のアルデルンに肩に乗って登場したのは、コースト領からはるばるやって来た、小熊のララベルだ。
 なぜ肩に乗せられているのかというと、アルデルンが片手に抱っこしていると、小さな女の子を攫おうとしている最中の獰猛な熊だと勘違いをされてしまうからだ。

 今日は王宮のパーティーにお呼ばれというので、彼も貴族らしい品のいい私服を着ているのだが、彼を見た者は大きな身体から放たれる強者のオーラに当てられてしまい、身構えてしまうのだ。
 王都警備隊で活躍中の真面目で優しい熊なのに、まことに気の毒である。

「アルデルンさん、いらっしゃいませ」

「エリナ、尻尾パーティーおめでとう」

 ここまで来ると勘違いする者もいないので、アルデルンはララベルを肩からそっとおろした。

「エリナお姉ちゃん、尻尾おめでとうございましゅ……」

 たくさんの人がいるので、人見知りをするララベルは小さな声で(ちょっとかんでしまったが)なんとか挨拶をしたが、すぐに熊の後ろに隠れてしまった。
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