ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「この曲を聴いていると、ワクワクしてくるにゃんね」

「そうね、踊りたくなっちゃうわ」

「わあ、お姉ちゃんたちは踊れるんですね」

 まだまだ幼くて、デリカシー問題がピンとこない女の子たちは、小さなステップを踏み始めた。

「この曲は、子どもも踊れるのだからとても簡単なの」

「ララベルちゃんも、すぐに覚えられると思うにゃ」

「ええと、こう、こんな感じ、でしゅか?」

 踊りに夢中でかみながらも、ララベルはなんとか足を動かした。

「そうよ。それで、ここは『らん、らん、らん』と手を打つの」

「あとね、『花よ、花よ』の繰り返しのところは、手のひらを上に向けてお花の形にするにゃんよ」

 子犬と子猫がララベルに踊りを教えている様子を、ルールーとウィリオも眺めていた。こちらのふたりは少し歳上で、ダンスも学んでいるので、これくらいの踊りならば見ているだけで覚えることができるのだ。
 
「スカイヴェン国の花祭りか……懐かしいわね」

「そうだな」

 三人が一丸となってカレーライスを作った時から、まだたいした時間は経っていないのだが、子どもにとっては昔の話になるのかもしれない。大人に比べて、子どもの時の流れはゆっくりなのだ。
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