ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
 馬車でルナリット領にある別館に到着したエリナたちは(サプライズなので、ラミリカには内緒なのだ)夕方から行われるパーティーの準備にかかった。小さな冷蔵庫にたくさんの油揚げを入れて運んできたので、別館の厨房で甘辛く煮ていく。手伝いに、稲荷寿司担当の狐族ではない料理人が三人参加している。さらに、ルディもエプロンをつけて助手として活躍したので、料理人たちは驚いた。

「カルディフェン殿下、どうしてそんなに手際がいいのですか?」

 彼は得意げにふふんと鼻を鳴らして「伊達に青弓亭に顔を出していないぞ」と耳をぴくぴくさせた。

 お客の全員に行き渡るように、大量の稲荷寿司を作る必要があったが、上にのせる色鮮やかな具材もすべて予定通りに作り終わり、華やかなお祝いのお寿司が無事に完成した。

 エリナはサランティーナ王妃がデザインしたフリルがたっぷりついたピンク色のドレスに着替えた。可愛らしい白いエプロンも着けて、髪をポニーテールに結ってリボンを結ぶと、愛らしい小さな腕利き料理人ができあがりだ。

「さあ、料理をホールに運ぼう」

 
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