ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜6
「皆様、こんばんは。ご紹介にあずかりました青弓亭のエリナです。このたびは、ご結婚おめでとうございます。このよき日にふさわしい、お祝いの料理をお作りいたしました。どうぞご賞味くださいませ」

「おりこうな子猫ちゃんだ! ものすごく可愛い!」「噂に聞いていた以上にちっちゃくて可愛いわ」「抱っこは? 抱っこはアリなのですか?」とざわめく中で、料理人たちはカートの上の蓋をとった。

「こちらは稲荷寿司という料理でございます」

 ルナリット家もフークス家も、狐の獣人が多い。そして、今は狐ではなくても、身体に狐の血を引くものがほとんどだ。

「稲荷寿司……なんだ、この身体から湧き上がる渇望は」

「素晴らしく見た目が美しい料理だわ……そして、このたまらなく魅力的な匂いに頭がクラクラするほどですわ」

「あれはなんなのですか? 心を惹きつけて離さない、あの稲荷寿司という特別な料理は?」

 皆、稲荷寿司に視線が釘付けだ。狐の魂が揺さぶられ、惹きつけられている

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