月とスッポン 奈良へ行く
今回も私が拝観料を払い中に入って行く。
一度離れた手を「足元が悪い」という言い訳をしながら、また手を繋ぐ。
急な階段を登り、本堂へ行けば、迷わず御朱印の列に私まで並ばされる。
ここは別に一緒じゃなくていいんじゃないかな?
そう思っても、お互いどちらかが強く握っているわけでもないのに、繋いだ手が離れなかった。
歩いやすいように舗装された山道を登り、海が一望できた。
「海だぁ」
見たままの感想を言うと
「由比ヶ浜ですね」
と変更される。
うん、それはどうでもいい。
「結構、サーフィンしている人がいますね」
「メッカですからね。今度海水浴にでも行きますか?」
「行かないです」
「海と山は見るものだと決めてますから」
「では、海の見える場所でお昼でも食べますか」
「それとこれとは話が別な気がしますけど」
「とっても美味しいんですよ」
こいつ人の話を聞いていない。
私の意思を無視して、手を引っ張り階段を降りて行く。
長谷寺を出て車に戻る。
「金鍔買う」
今まで引っ張られていた手を金鍔屋さんの方へと引っ張り返す。
強く引っ張ったつもりはないが、急に引っ張られた大河のバランスが崩れた。
その様子があまりにも滑稽で笑える。
「茜が急に引っ張るからですよ」
笑われた事を不服そうに言う大河も笑っている。
なんか、意味もなくずっと笑っていて楽しい。
ランチを食べて、買った金鍔を彩綾さんに届けて、家についてもずっと楽しい。
そんな1日もあるんだと初めて知った。
一度離れた手を「足元が悪い」という言い訳をしながら、また手を繋ぐ。
急な階段を登り、本堂へ行けば、迷わず御朱印の列に私まで並ばされる。
ここは別に一緒じゃなくていいんじゃないかな?
そう思っても、お互いどちらかが強く握っているわけでもないのに、繋いだ手が離れなかった。
歩いやすいように舗装された山道を登り、海が一望できた。
「海だぁ」
見たままの感想を言うと
「由比ヶ浜ですね」
と変更される。
うん、それはどうでもいい。
「結構、サーフィンしている人がいますね」
「メッカですからね。今度海水浴にでも行きますか?」
「行かないです」
「海と山は見るものだと決めてますから」
「では、海の見える場所でお昼でも食べますか」
「それとこれとは話が別な気がしますけど」
「とっても美味しいんですよ」
こいつ人の話を聞いていない。
私の意思を無視して、手を引っ張り階段を降りて行く。
長谷寺を出て車に戻る。
「金鍔買う」
今まで引っ張られていた手を金鍔屋さんの方へと引っ張り返す。
強く引っ張ったつもりはないが、急に引っ張られた大河のバランスが崩れた。
その様子があまりにも滑稽で笑える。
「茜が急に引っ張るからですよ」
笑われた事を不服そうに言う大河も笑っている。
なんか、意味もなくずっと笑っていて楽しい。
ランチを食べて、買った金鍔を彩綾さんに届けて、家についてもずっと楽しい。
そんな1日もあるんだと初めて知った。


