再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
「今は少しはお腹も割れてるし…触ってみる?」

「わっ、すごくかたいですね」


「千夏が望むならまたお姫様抱っこでもしてあげようか?」

「お願いします」

これだけの筋肉があるから私を簡単に持ち上げられたと思うと納得だ。


「そうだ。千夏に渡したいものがあったんだ」

「なんですか?」


「さっきホテルの人に届けてもらったばかりのプレゼント。受け取ってくれる?」

「わぁ…!」

そういって差し出されたのはバラの花束。しかも、かなりの本数だ。


「全部で何本あると思う?」

「えっと…100本ですか?」

とりあえず当てずっぽうで答えてみた。


「正解。千夏は花言葉に詳しかったりする?」

「う〜ん。そもそも花を貰う機会がないので調べませんね」


「それなら今度調べてみてよ」

「は、はい」

そう言われるとすごく気になってきた。こっそり調べたら駄目かな? 100本のバラにはどんな花言葉が隠されているんだろう。
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