同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました
充則に言ったら、
「いや、まず、ひょいと抱えられないし。
抱えようとしたら、相手が殴られて吹っ飛ばされると思うし。
あいつ、中学のとき、部活の嫌味な先輩、吹っ飛ばしてたから」
だから、ナイナイと手を振り言ってきたことだろうが――。
「あ、えーと……
お、おめでとうございます。
竜王戦」
とめぐるは言ったが、田中は渋い顔をしている。
「いや……まだスランプのままだから。
調子悪くて」
いや、あなた、勝ちましたけど。
それで、スランプとか言ったら、あなたに負けた黒木田さんとやらはどうなるのですか、とめぐるは思う。
だが、勝っても、内容では押されてる、ということもあるらしい。
そういうのが気に入らないのかな、と思ったとき、田中が言った。
「だが、とりあえず、勝てたから、これだけは伝えたくて来た。
ありがとう、めぐる。
お前のおかげで勝てた」
いや、私、なにもしてませんけどっ!?
「いや、まず、ひょいと抱えられないし。
抱えようとしたら、相手が殴られて吹っ飛ばされると思うし。
あいつ、中学のとき、部活の嫌味な先輩、吹っ飛ばしてたから」
だから、ナイナイと手を振り言ってきたことだろうが――。
「あ、えーと……
お、おめでとうございます。
竜王戦」
とめぐるは言ったが、田中は渋い顔をしている。
「いや……まだスランプのままだから。
調子悪くて」
いや、あなた、勝ちましたけど。
それで、スランプとか言ったら、あなたに負けた黒木田さんとやらはどうなるのですか、とめぐるは思う。
だが、勝っても、内容では押されてる、ということもあるらしい。
そういうのが気に入らないのかな、と思ったとき、田中が言った。
「だが、とりあえず、勝てたから、これだけは伝えたくて来た。
ありがとう、めぐる。
お前のおかげで勝てた」
いや、私、なにもしてませんけどっ!?