運命に従ってみた
そんな生活が、もうすぐ5年にもなると


お店の常連さんにも

奥さん奥さんなんて呼ばれていて

この生活が楽しくなってきていた。


そんな中


「明日、純一の結婚式だから
多分、帰り遅くなる」


亮の友達の純一くんの結婚式があり


お店も安定してきたし、結婚式見たら亮もその気になってきて帰ってくるかもしれないなぁ…


なんて、能天気な私は

自分の結婚を想像していたわけで…


「真矢、ごめん。子供ができた
別れてほしい」


まさか、その結婚式で亮が浮気して
子供まで作っていたなんて

想像なんてできるはずもなく…


私は、純一くんの結婚式から
わずか3ヶ月後に


結婚どころか


恋人も、仕事も、家も

一気になくしてしまうことになった。

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