愛されることを知らない私は、御曹司様と出会い溺愛される
「指輪、つけてもいい?」


奏吾さんの問いに、私は小さく頷く。

奏吾さんは優しく私の手に指輪をはめた。




「陽月、結婚して下さい」




一度目のプロポーズは、初めて出会った時。

二度目は、実家からの帰り道。

一度目も二度目もちゃんとした返事は出来なかった。

でも、三度目の答えは決まっている。




「はい。私も愛しています。奏吾さんが大好きなの」




最後の方は、涙で声が震えていた。

それでも、伝えたい。
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