夜の帝王の一途な愛
「だから、店に来たくなかったのか、夜も寝室別だったし……」

「よく考えた方がいいですよ、あゆみさんのために、麻生さんが頑張れば頑張るほどあゆみさんを追い詰めているんです」

「俺はどうすればいいんだ」

「夜の世界に戻りましょう」

「その手に乗るか」

「だって麻生さんがこの場所にいる限りあゆみさんの居場所はないんですよ」

俺は黙ったまま俯いた。

俺がやってきた事があゆみを苦しめていたなんて。

その日仕事を終えてマンションに向かった。

「あゆみ、あゆみ」

「お帰りなさい」

俺はあゆみを抱きしめた。

急な俺の行動にあゆみはびっくりしていた。

「どうしたんですか」

「俺はあゆみだけを愛している」

そして、あゆみを抱き上げて、寝室へ運んだ。

「凌、待ってください」

「待てないよ、あゆみに悲しい思いをさせて、俺はそのことに気づきもしないで、放って置いたんだからな、ごめん、俺の軽率な行動で俺は……」

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