絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない


「放っておけば乾くだろ」


ちょっと面倒くさそうに、タオルで髪をガシガシ拭いてる。


髪から雫がポタポタ落ちてるし、このままじゃ風邪ひいちゃう。


「わたしがドライヤーで乾かしますね!」

「別にいいって」


「でも、そのままにしておくのはダメですよ」

「ってかさ、これお前のにしては大きくない?」


着替えで用意したスウェット。

男の子が着られそうなものが、わたしの家にはこれしかなくて。


「ゆったりしてるのが好きなので!」


「へぇ……そう。てっきり男いんのかと思った」

「……?」


「まあ、お前みたいなタイプはないか」


すると、男の子の目線がテーブルに向いた。


すっかり置きっぱなしにしていた透明のケース。

中には錠剤が入っている。


< 9 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop