くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
記憶が曖昧なマッチョ達

そりゃあんだけ飛ばしてんだ…中の人間だけじゃなく自分の脳ミソも思う存分シェイクしてる筈…

一回会ったっきりの普通の女子など覚えていまい。

と、そこでマッチョ部屋の熱気と外気との温度差で寝苦しくなったらしい朧がむくむくと

「白雪ぃ〜なんか汗臭くて暑苦しいっちゃけど…」

珍しく自力で起きた朧を見た一人のマッチョが

「あ〜アンタあん時の…」

ハデな外見もあろうが…籠の中で熟睡していた女

ゲロと悲鳴が担ぎ手の命

プライドを傷つけた相手の事は嫌でも覚えている。

そして、その男の名は…勿論"さぶ"である。
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