くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜
"ドサッ"

またも天地の感覚が無くなった。

どうやら今回の罠は落とし穴だったらしい…

その瞬間

"カランカランカランカランカラン×20"

けたたましい風閂の音が…

「しまったぁまたしても…」

まんまと罠にはまった十兵衛は悔しそうに唇を噛んだ。

「獲物がかかったぁ〜今日の鍋の具は何かいな?」

予想通り頭上から聞き覚えのある能天気な声が聞こえて来た。
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