望みゼロな憧れ騎士団長様に「今夜は帰りたくない」と、良くわからない流れで言ってしまった口下手令嬢に溺愛ブーストがかかるまで
02 驚きの展開
今夜、ハビエル様は壇上に居られる国王陛下の護衛任務に就いているようだった。私はそんな彼の傍に近付いたので、怪訝そうな顔になっていた。
「ん? ……何か、用だろうか?」
生半可な女性では絶対に落ちないと噂の騎士団長ハビエル・クラレット様を、この時に初めて間近で見たんだけど、本当にそれだけで驚いてしまうくらいに素敵な人だった。
長身で見上げなければ顔を見ることも出来ないけど、サラサラの黒髪に印象的な青い目……そして、団長のみの特殊な意匠のあるかっちりとした騎士団服を纏った、筋肉質な見事な肉体。
無言でまじまじと観察してた私を彼が不思議そうに見て居たことにはっと気がついて、慌てて声を出した。
「あっ……あのっ……(初めまして)騎士様っ……少し(話したくて)っ……良いですか?」
待って……待って! イザベラ! さっ、最初から無理だったんだけど?!
「ん? ……何か、用だろうか?」
生半可な女性では絶対に落ちないと噂の騎士団長ハビエル・クラレット様を、この時に初めて間近で見たんだけど、本当にそれだけで驚いてしまうくらいに素敵な人だった。
長身で見上げなければ顔を見ることも出来ないけど、サラサラの黒髪に印象的な青い目……そして、団長のみの特殊な意匠のあるかっちりとした騎士団服を纏った、筋肉質な見事な肉体。
無言でまじまじと観察してた私を彼が不思議そうに見て居たことにはっと気がついて、慌てて声を出した。
「あっ……あのっ……(初めまして)騎士様っ……少し(話したくて)っ……良いですか?」
待って……待って! イザベラ! さっ、最初から無理だったんだけど?!