再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!
「でも、どうして亀?」
手の中のキーホルダーを見つめながらふと疑問に思ったことを口にする。
運転しながら悠翔がくすっと笑った。
「羽琉に似てないか?」
そう言われて亀のぬいぐるみをじっと見つめた。
思わずぷっと噴き出してしまう。
「たしかに! 似てるね」
「ちなみに美羽にも似てる」
「私にも?」
ムッと唇を尖らせて悠翔を見た。
「美羽と羽琉は顔がそっくりだから、羽琉が亀に似てるってことは美羽もそうだってことだろ」
たしかに私と羽琉はそっくりだ。
だからやっぱり私も亀に似ているってことか……。
それってどうなんだろう。
そのあとも他愛無い会話を続けながら午後五時過ぎには私の自宅前に到着した。
「今日はありがとう」
迷子になってしまったけれど、久しぶりの水族館はとても楽しかった。
最近は就職活動ばかりであまり出掛けられていなかったこともあり、リフレッシュもできた気がする。
「俺の方こそ今日は付き合ってくれてありがと。楽しかった」
「私も楽しかったよ」
私だけではなくて悠翔も楽しんでくれたようでホッとする。