最期の初恋

 屋上へ向かう階段、がらんとして誰もいない。放課後だし今日は部活が禁止で図書館もあいていないから、そもそも校舎には私以外誰もいないかもしれない。






 そこで今屋上へ行こうとしているのは、私だけのはず。







 私のようにひっそりと命を終わらせたいと思っている人以外、そんなこと考えないだろう。



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