不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?
それによって、私が彼女からの怒りを一身に引き受けることになることについて、マグナード様は心配してくれていた。
ただ、実際に怒りを受けても、私はちっとも怯んでいなかった。この後のことを考えると、なんだかナルネア嬢が滑稽に思えていたからだ。
「言っておきますが、子爵家なんて侯爵家の力を使えば、一捻りできるのですからね? 大人しくついてきた方がいいですよ? 家族に迷惑をかけたくなければ」
「……」
ちなみにナルネア嬢は、実家ではそれ程強い立場という訳でもないらしい。
少なくとも、彼女の父親であるオルガー侯爵は、娘に懇願されたからといって、他家を滅ぼしたりするような人ではないそうだ。
つまりナルネア嬢は、虎の威を借る狐のように威張り散らしているともいえる。そう考えて、私は彼女のことを本当に哀れに思っていた。
ただ、実際に怒りを受けても、私はちっとも怯んでいなかった。この後のことを考えると、なんだかナルネア嬢が滑稽に思えていたからだ。
「言っておきますが、子爵家なんて侯爵家の力を使えば、一捻りできるのですからね? 大人しくついてきた方がいいですよ? 家族に迷惑をかけたくなければ」
「……」
ちなみにナルネア嬢は、実家ではそれ程強い立場という訳でもないらしい。
少なくとも、彼女の父親であるオルガー侯爵は、娘に懇願されたからといって、他家を滅ぼしたりするような人ではないそうだ。
つまりナルネア嬢は、虎の威を借る狐のように威張り散らしているともいえる。そう考えて、私は彼女のことを本当に哀れに思っていた。