お願いだから、好きって言って。


「あのさ、俺の彼女にそん……」
「私っ……! 佐藤くんのこと、誰よりも好きな自信ある……から、諦めて……」

 蚊の鳴くような声で告げると、突然視界が真っ黒になる。
 気付いたら、佐藤くんに抱き締められていたみたい。

「……なにそれ、マジで反則だって。――ほんとに好き」

 耳元で甘い声で囁かれると、立ってられないほどクラクラしてくる。

 反則なのはこっちのセリフなのに……。

 多分、今……顔真っ赤すぎて見せられない。
 ズルいよ。耳元でそんな甘い声……


 やっぱり佐藤くんには敵わないな……。


 そして、佐藤くんはゆっくりと離れ、優しく私の手を握る。


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