帝都の守護鬼は離縁前提の花嫁を求める
「まあ! これが外国のフルーツ!? 変わった味だけれど美味しいのね!?」
流行りのフルーツパーラーでは初めての味に驚き。
「あ、あの方が着ている着物は華宵の柄かしら?」
街を歩けば周囲の人々を興味津々で観察し。
「素敵! このお店の外観はアールヌーヴォー様式なのね!?」
真新しい店に立ち寄れば胸をときめかせた。
今までまともに外出など出来なかった所為もあるだろう。
琴子は嫌われようなどと思っていたことも忘れ、始めて触れる流行の数々に瞳を輝かせてしまう。
ハッとしてそのことに気がついたのは、昼も過ぎ小物の店を見ているときだった。
(あ……私ったら好きなものばかりに気を取られて……)
だが、このようにはしたなくはしゃぐ姿を見れば少なくとも呆れられているかもしれない。
「気に入ったものはあったか? 琴子」
「あ、いえ……どれも素敵すぎて」
声を掛けられ見上げた美しき鬼は、柔らかに微笑み琴子を見つめている。
その表情からは嫌悪どころか呆れなどもまったく感じられなかった。
流行りのフルーツパーラーでは初めての味に驚き。
「あ、あの方が着ている着物は華宵の柄かしら?」
街を歩けば周囲の人々を興味津々で観察し。
「素敵! このお店の外観はアールヌーヴォー様式なのね!?」
真新しい店に立ち寄れば胸をときめかせた。
今までまともに外出など出来なかった所為もあるだろう。
琴子は嫌われようなどと思っていたことも忘れ、始めて触れる流行の数々に瞳を輝かせてしまう。
ハッとしてそのことに気がついたのは、昼も過ぎ小物の店を見ているときだった。
(あ……私ったら好きなものばかりに気を取られて……)
だが、このようにはしたなくはしゃぐ姿を見れば少なくとも呆れられているかもしれない。
「気に入ったものはあったか? 琴子」
「あ、いえ……どれも素敵すぎて」
声を掛けられ見上げた美しき鬼は、柔らかに微笑み琴子を見つめている。
その表情からは嫌悪どころか呆れなどもまったく感じられなかった。