〜ミミコイ〜ミミから始まる10秒間
15~17話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.15】
ーーーーーー・・・・・
ーーーー・・・・
ーー・・
あれからどのくらいの
時間がたっただろう……
まいちゃんとの時間は
楽しすぎて、いつもあっという間に過ぎる
「えーやばぁい!!
ほたるちょー似合うんですけどぉ
可愛すぎるんだが
ほら、ほたるも鏡見てみて」
まいちゃんに
言われるがまま鏡の前に立つ
ハーフアップ
ネイビーブルーのワンピース
まいちゃんが施してくれた
海みたいなネイル
……誰、これ?
「ありがとう
本当に、まいちゃんのお陰で
生き返ったみたい」
「まぁ元がいいからね!
いやぁシンデレラに出てくる
魔法使いの気分だよ」
「はい……
これからはちゃんとします」
今までが酷すぎて
苦笑いしか出来ない
でも、鏡の中の自分を見ていたら
ふと5年前の自分と重なった
あの頃も
こうやって誰かに会う前に
鏡の前に立ってた
…やめよう
あの頃とは違う。
「まいちゃんの
望む結末にはならないよ」
心の中で、そう呟いたのに
鏡の中の私は
少しだけ嬉しそうな顔をしてて
――りく様は
この私を見て
どう思うんだろう
そう考えてしまった自分に
一番驚いたのは、私だった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.16】
ヴヴヴヴヴヴヴ…
突然まいちゃんのスマホから
バイブ音が流れて
画面を見た瞬間
パァァァァっと輝く笑顔
あぁ……私にも
そう言えば
こんな時期があったなぁなんて
考えていると
電話に出ていいか
目線で問いかけられた。
「早く出てあげて」
「ごめんね、ありがとう」
付き合い始めって
特に、キラキラするよね
まいちゃんの幸せが
すごく嬉しい
いい彼氏なんだなって
彼女を見てて、よく分かる
ただ……少しだけ羨ましいな
なんて
ちょっぴり淋しくもなったりする
「え、うん、今一緒にいるよ?
会いたい? うーん私は、全然いいけど
初対面は緊張しちゃうかも」
ん? 目の前で話しているから
話の内容が嫌でも、聞こえてくる
聞き間違いかな?
いや……でも、この声どこかで
いや、今はそれより
まいちゃんの彼氏が
私に会いたいですと?!
目線で、まいちゃんに
ムリムリムリ
緊張するからって訴えたのに
少し間が空いて彼女は
「慣れるまで
人見知りするかもだけど
今から、頑張って連れてくから
待ってて!!」
ええぇえぇぇぇ!!!?
ちょっとお姉さん?
な、何勝手に決めてるのー?!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.17】
私が、口を開けて
ポカーンと彼女を見ていると
申し訳無さそうなのに
何故か全然悪気が無さそうな
彼女が口を開く
「勝手に決めてごめん!
でも、いずれは
彼に会って欲しかったし
彼の友達もいるみたいだから
推しとデートの練習だと思って
お願い!」
「まいちゃん……私は
陰キャのオタクなのよ……
そんな合コンみたいな
陽キャの集まりに
行けるわけないよ」
もうキラキラしてた
5年前の私は、あの日に死んだ
あの日から
人と関わるのが怖くなって
りく様やゲームに逃げて
まいちゃんと職場の一部の人以外とは
関わりを最低限にした
他人から見たら
婚約破棄くらいでって
思われるかもしれない……
だけど、あの時の私には
人間不信になるくらい
大きな傷だった
しかし……
いつも明るく優しい
彼女の口調が一変する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.15】
ーーーーーー・・・・・
ーーーー・・・・
ーー・・
あれからどのくらいの
時間がたっただろう……
まいちゃんとの時間は
楽しすぎて、いつもあっという間に過ぎる
「えーやばぁい!!
ほたるちょー似合うんですけどぉ
可愛すぎるんだが
ほら、ほたるも鏡見てみて」
まいちゃんに
言われるがまま鏡の前に立つ
ハーフアップ
ネイビーブルーのワンピース
まいちゃんが施してくれた
海みたいなネイル
……誰、これ?
「ありがとう
本当に、まいちゃんのお陰で
生き返ったみたい」
「まぁ元がいいからね!
いやぁシンデレラに出てくる
魔法使いの気分だよ」
「はい……
これからはちゃんとします」
今までが酷すぎて
苦笑いしか出来ない
でも、鏡の中の自分を見ていたら
ふと5年前の自分と重なった
あの頃も
こうやって誰かに会う前に
鏡の前に立ってた
…やめよう
あの頃とは違う。
「まいちゃんの
望む結末にはならないよ」
心の中で、そう呟いたのに
鏡の中の私は
少しだけ嬉しそうな顔をしてて
――りく様は
この私を見て
どう思うんだろう
そう考えてしまった自分に
一番驚いたのは、私だった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.16】
ヴヴヴヴヴヴヴ…
突然まいちゃんのスマホから
バイブ音が流れて
画面を見た瞬間
パァァァァっと輝く笑顔
あぁ……私にも
そう言えば
こんな時期があったなぁなんて
考えていると
電話に出ていいか
目線で問いかけられた。
「早く出てあげて」
「ごめんね、ありがとう」
付き合い始めって
特に、キラキラするよね
まいちゃんの幸せが
すごく嬉しい
いい彼氏なんだなって
彼女を見てて、よく分かる
ただ……少しだけ羨ましいな
なんて
ちょっぴり淋しくもなったりする
「え、うん、今一緒にいるよ?
会いたい? うーん私は、全然いいけど
初対面は緊張しちゃうかも」
ん? 目の前で話しているから
話の内容が嫌でも、聞こえてくる
聞き間違いかな?
いや……でも、この声どこかで
いや、今はそれより
まいちゃんの彼氏が
私に会いたいですと?!
目線で、まいちゃんに
ムリムリムリ
緊張するからって訴えたのに
少し間が空いて彼女は
「慣れるまで
人見知りするかもだけど
今から、頑張って連れてくから
待ってて!!」
ええぇえぇぇぇ!!!?
ちょっとお姉さん?
な、何勝手に決めてるのー?!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Ch.17】
私が、口を開けて
ポカーンと彼女を見ていると
申し訳無さそうなのに
何故か全然悪気が無さそうな
彼女が口を開く
「勝手に決めてごめん!
でも、いずれは
彼に会って欲しかったし
彼の友達もいるみたいだから
推しとデートの練習だと思って
お願い!」
「まいちゃん……私は
陰キャのオタクなのよ……
そんな合コンみたいな
陽キャの集まりに
行けるわけないよ」
もうキラキラしてた
5年前の私は、あの日に死んだ
あの日から
人と関わるのが怖くなって
りく様やゲームに逃げて
まいちゃんと職場の一部の人以外とは
関わりを最低限にした
他人から見たら
婚約破棄くらいでって
思われるかもしれない……
だけど、あの時の私には
人間不信になるくらい
大きな傷だった
しかし……
いつも明るく優しい
彼女の口調が一変する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━