極上の男を買いました~初対面から育む溺愛の味~
 ゆったりとしたスピードで抽挿を開始した光希は、少しずつ速度を増しながら私の子宮口を何度も突いた。

「あっ、ひゃ、あぁっ、あんっ!」

 ばちゅばちゅと肌同士がぶつかる卑猥な音が部屋に響き、ナカが抉られる度に快感が駆け上る。
 パチパチと何度も視界の奥に星が舞い、私の口から溢れる嬌声を飲み込むように光希の唇が塞いだ。

「好きだ、朱里、朱里っ」
「あ、みつ、きぃ……っ!」

 重なりあう互いの肌が堪らなく熱くて、だがその少ししっとりとした肌が心地いい。

“気持ちいい”

 もっと深く彼と混じりたくて、腕に力を込めて抱き締めると光希も私の体をぎゅうっと強く抱き締め返してくれた。

「ごめん、そろそろっ」
「ん、キて、あ、――っ、――――!」

 一際強く最奥が貫かれ、降りてきている子宮口の入り口が抉じ開けられるようにぐりっと深く突き刺さる。
 そのまま彼のモノがびゅくりと震え、自分の体で達して貰える喜びに心が熱くなった。

「光……んっ」

 愛しい彼の名前を呼ぼうとすると、額にそっと口付けられる。
 そして。

「朱里が落ち着いたらお風呂行こっか。安心して? 俺が全部洗ってあげる」
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