気高き不動産王は傷心シンデレラへの溺愛を絶やさない
彼が衝動のままどう私を求めたのか、思い出させるような手つきだ。
「昨日は素晴らしい夜だった。君を抱いて眠ると、こんなに幸せな気持ちで朝を迎えられるんだな」
「抱いっ……!?」
「そのままの意味だが?」
志信さんはベッドに肘をつくと、くすくす笑った。
「俺のこと、意識してるんだな」
「……うん」
「かわいい」
そのひと言だけで、あっという間に昨日与えられた熱を呼び起こされる。
志信さんは私を抱き寄せると、耳や頬や、思わず閉じたまぶたにキスをした。
「昨日の匂い……しなくなっちゃった」
距離がぐっと近づいた際、なにも香らなかったことに気づいて呟く。
「匂い?」
「柑橘系の、ちょっとスパイスみたいな匂い。香水?」
「ああ、あれ。特別な日にしかつけないんだ。願掛けみたいなものだな」
「特別な日……」
「昨日は素晴らしい夜だった。君を抱いて眠ると、こんなに幸せな気持ちで朝を迎えられるんだな」
「抱いっ……!?」
「そのままの意味だが?」
志信さんはベッドに肘をつくと、くすくす笑った。
「俺のこと、意識してるんだな」
「……うん」
「かわいい」
そのひと言だけで、あっという間に昨日与えられた熱を呼び起こされる。
志信さんは私を抱き寄せると、耳や頬や、思わず閉じたまぶたにキスをした。
「昨日の匂い……しなくなっちゃった」
距離がぐっと近づいた際、なにも香らなかったことに気づいて呟く。
「匂い?」
「柑橘系の、ちょっとスパイスみたいな匂い。香水?」
「ああ、あれ。特別な日にしかつけないんだ。願掛けみたいなものだな」
「特別な日……」