False girls
あぁ… 聞きたくなかった、現実であってほしくなかった。

だから本当は分かっていたがずっと、目をそらしてきてた。



「だから何?今の私にはもう関係ない話でしょ?」


「その言い方ねぇだろ。一応それでもお前は豹虎のメンバーだったんだぞ。」



分かってる、こんなことを大和に言うのは筋違いだって。

本当なら手を差し伸べるべきだってことは知ってる。

それでも、今の私にそれはできない。


「それは、前の話でしょ?今の私にはもう関係ないよ。

 1限目もう始まってるし私は戻るよ。」


これ以上、大和と話していたら私の中の意志が揺らぐようなような気がして

逃げるようにドアに手をかけた。



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琥 珀/著

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ファンタジー38ページ

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神様は意地悪だ。 目の前に欲しいものを突如と差し出してくる。 けど、それは誰の手にも触れることができない。 何度も引き合わされては引き離される。 そんな運命に君は気づいているだろうか? それでも、俺は君をきっと見つけるだろう。 そして、同じ言葉を忘れないように伝える。 "愛してる" もし結ばれる事はないと言われても結ばれる日が来ることを願って俺は君を探し続ける。

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