溺愛癖のあるストーカーはその分まっ直ぐみたいです。
「な……んっ……なん,で」
「何でだと思う?」
「しらなっ……ふ」
ちょっと!!!
そう咎めるように,私は慌てて浬を引き離した。
拒否はしても,拒絶は出来ない。
そんな私の様子を見て,浬は目元を緩める。
「浬!!」
「ん。怒ってる?」
分かってて言ってる。
分かっててやってる。
分かってるんだ,どこまでしたら怒られるか。
どこまでいったら嫌われるか。
全部全部,なれてて。
「俺,手繋ぐ以上って初めてなんだ。……どきどきするね」
そんな言葉が嬉しいなんて。
私ももう,好きだったのかな。