晩餐



羽生先輩と横並び。体育座り。
空を見上げてどれくらい経っただろう。


分かったことは、ここがあの世である事と、羽生先輩がよほどの覚悟で命を手放したという事。


そして、私の死因は───



「知りたくなってきた?
永遠ちゃんがどうしてここに来たのか」



見透かしたように隣から声が飛んでくる。


超能力でも使えるのだろうか。
この人なら使えそうだ。


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