唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
幼なじみの死を思い返すたび頭に激痛が走るのはいつものこと。
鼓動が早くなる。
後悔が波のように襲ってくる。
過去の自分を責め立てても反省をしても、俺の罪は水で流すことは不可能で。
罪の刻印が焼きつけられた心は、ふとした時にうずくんだ。
――天禰に、あんなこと言わなきゃよかった。
心の痛みをごまかしたくて目をぎゅっとつぶる。
深呼吸をしてまぶたを開けると、俺よりも苦しそうに息をする我流がうつむいていた。
天禰の話を自分からしたから、ボディブローを食らってしまったんだろう。
慰めたい気持ちが湧く。
そんな時は話題を変えればいい。
「心配しないでよ我流」と、俺は声色に温かみを加えた。
「ちゃんと琉乃ちゃんに伝えてある。お金は返す必要はない。死ぬまで俺の隣で笑ってくれたらそれでいいって」