唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
可愛がられるほどうずいてしまう、私の中のオメガフェロモン。
唯都様の甘い声で愛を囁かれるたびに
『もっと……その先……』
と、はしたない気持ちが生まれてしまうから、羞恥心で顔が燃えそうになる。
【恥ずかしい熱望は、運命の番と心を通わせたオメガ特有の求愛感情】
本にはそう書いてあったけれど、唇同士が触れあう感触にもまだ慣れていない恋愛初心者の私には、キスの先なんて経験したら刺激が強すぎてキュン死しちゃうんだろうな。
私の首筋から、ねっとりとしたぬくもりが消えた。
「なんでこんなに俺の心を虜にできるの? 愛しすぎてずっとこうして抱きしめていたい」
男らしい胸板がさらに強く私の背中に押し当てられて、ドキリ。
私の胸元に絡まっているのは、白肌に青筋が走る綺麗な腕。
背後から私を抱きしめる唯都様は「かわいい、かわいい」と、頬を私の頬にこすりあわせてくる。