唯都くんは『運命の番』を溺愛したい


 「今夜は俺と朝まで過ごしてくれるんでしょ?」


 「唯都様の……ご迷惑でなければ……」


 「最高のプレゼントをありがとう」


 「プレゼントですか?」


 「琉乃ちゃんを抱きしめながら眠りたいって、ずっと夢見てた」




 照れたように声を震わせた唯都様が、抱きしめる腕に力をこめた。

 はちみつ声で奏でられた『眠る』という極甘キーワード。

 もうろうとしていた意識が、一瞬で冴えわたる。



 ハッとなり、視線だけをそろそろと左に。

 網膜に映りこんだのは、半分ドアが開いている寝室の中。



 天蓋(てんがい)って言ったかな?

 白いレースのようなものが天井からたれるメルヘンチックなベッドが、その部屋にドドーンといらっしゃって……

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