今夜キミの温もりと。
セミの鳴き声。


小さい子たちの楽しそうな声。


子供たちを微笑ましそうに見ている親の目。


五時になったから鳴る鐘の音。


全部、ムカつく…。



私がこんなに苦しんでるのに、なんでみんなは笑ってんの?



なんて、自分勝手な思いが頭に浮き出てくる。





まあ、自業自得か…。



こんなに辛いなら、付き合わなければよかった。



こんなに好きにさせたくせに、勝手にいなくならないでよ…。





いろいろ考えていた私の目の前に誰かが立っていた。






誰かと思って顔を上げようとした私に、目の前にいる人は私の目を覆い隠した。






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