【完結】殿下、離縁前提の結婚生活、いかがですか?~拗らせ男女の(離縁前提)夫婦生活~ 第一部【コミカライズ原作】
「さて、ドロシー嬢はどう出てくるか」
ルーシャンの持っているドロシーの情報といえば、名門侯爵家であるハートフィールド侯爵家の一人娘ということや、男性が大層苦手だということ。さらには、絶世の美女と言っても過言ではないほどの容姿を持っているということ、ぐらいだろうか。だが、今日で分かったこともある。それは、かなりの変人だということだった。
(ドロシー嬢は同族嫌悪の可能性を示していたけれど、同族同士上手くいくことだって、多いんだよ)
心の中でルーシャンはそうぼやくが、決して自らたちがそういう風にうまくいくとは予想しちゃいない。これからは週に一度対面して、しばしの夫婦生活を送る。別居夫婦も仮面夫婦も笑えるレベルの夫婦の関係だが、互いが納得しているのだからそれでいいだろう。そう思いながら、ルーシャンは紅茶の入ったかぷをまた口元に運び、そのままグイっと一気に飲み干してしまった。
(ドロシー嬢が次に来るときは、異国のお茶菓子でも取り寄せてみるか)
確か、王妃である母が異国のお茶菓子を取り寄せていたはずだ。母が懇意にしている商人の伝手を頼れば、きっとすぐに異国のお茶菓子は手に入るだろう。そう思って、近くにあった紙にペンで今の考えをさらさらと綴っておいた。
ルーシャンの持っているドロシーの情報といえば、名門侯爵家であるハートフィールド侯爵家の一人娘ということや、男性が大層苦手だということ。さらには、絶世の美女と言っても過言ではないほどの容姿を持っているということ、ぐらいだろうか。だが、今日で分かったこともある。それは、かなりの変人だということだった。
(ドロシー嬢は同族嫌悪の可能性を示していたけれど、同族同士上手くいくことだって、多いんだよ)
心の中でルーシャンはそうぼやくが、決して自らたちがそういう風にうまくいくとは予想しちゃいない。これからは週に一度対面して、しばしの夫婦生活を送る。別居夫婦も仮面夫婦も笑えるレベルの夫婦の関係だが、互いが納得しているのだからそれでいいだろう。そう思いながら、ルーシャンは紅茶の入ったかぷをまた口元に運び、そのままグイっと一気に飲み干してしまった。
(ドロシー嬢が次に来るときは、異国のお茶菓子でも取り寄せてみるか)
確か、王妃である母が異国のお茶菓子を取り寄せていたはずだ。母が懇意にしている商人の伝手を頼れば、きっとすぐに異国のお茶菓子は手に入るだろう。そう思って、近くにあった紙にペンで今の考えをさらさらと綴っておいた。