【完結】殿下、離縁前提の結婚生活、いかがですか?~拗らせ男女の(離縁前提)夫婦生活~ 第一部【コミカライズ原作】
「今まで多数の方にバカにされてきましたが、私はこれを取り上げられては生きていけないのです。もしも、こんな妻が嫌でしたら一年間待っていただければ円満に離縁――」
「……別に、バカにするつもり何てないけれど?」
ドロシーが苦笑を浮かべながら自虐の言葉を口にしていると、不意にルーシャンはそんなことを言ってきた。その後すぐに「興味があるって、良いことじゃん」と言ってくれる。それに、ドロシーはかなり驚いてしまった。まさか、王族がそんなことを言うとは思わなかったのだ。
「俺も、剣術とか結構好きだし。ま、俺の場合は父上の方針が『王族が一番強くあれ』だったから、剣を持たされたのが始まりだったけれど。でも、無趣味よりも趣味が合って、生きがいを持つ人間の方が輝いているって、俺は思う」
そして、ルーシャンはそんな言葉を続けた。ルーシャン曰く、現国王であり父であるスペンサーは「王族が一番強くあれ」とルーシャン王子に、常々言い聞かせているらしい。それから、「守られるだけの王ならば、人形でもできる」と教えられた、とも。そのため、ルーシャンをはじめとした三人の王子は剣を振るうことが得意であり、魔法の腕も一流だった。……まぁ、それでも立場上護衛を付けることは必須なのだが。
「……ルーシャン殿下」
「ま、俺的な考えだけれどさ。世界にはいろいろな考えの人間がいるし、俺の意見がすべてだとは思わない。……っていうか、こんなのを言うのは俺っぽくないな。俺、ひねくれ王子なのに」
「……そうでしたね」
ドロシーはそう言って、くすっと声を上げて笑ってしまった。確かにルーシャンはひねくれ王子と呼ばれていた。だが、今のルーシャンには素直に好感が持ててしまう。ま、ドロシーの好感は決して恋愛感情には結びつかないのだろうが。ただの、友情に近しい感情だろう。
「だから、俺はドロシー嬢の趣味をバカにしないし、興味がある。……出来れば、調合について教えてくれる?」
さらに、ルーシャンがそう言ったので……ドロシーは目をキラキラとさせてしまった。ドロシーは、自他ともに認める「調合バカ」なのだ。
「……別に、バカにするつもり何てないけれど?」
ドロシーが苦笑を浮かべながら自虐の言葉を口にしていると、不意にルーシャンはそんなことを言ってきた。その後すぐに「興味があるって、良いことじゃん」と言ってくれる。それに、ドロシーはかなり驚いてしまった。まさか、王族がそんなことを言うとは思わなかったのだ。
「俺も、剣術とか結構好きだし。ま、俺の場合は父上の方針が『王族が一番強くあれ』だったから、剣を持たされたのが始まりだったけれど。でも、無趣味よりも趣味が合って、生きがいを持つ人間の方が輝いているって、俺は思う」
そして、ルーシャンはそんな言葉を続けた。ルーシャン曰く、現国王であり父であるスペンサーは「王族が一番強くあれ」とルーシャン王子に、常々言い聞かせているらしい。それから、「守られるだけの王ならば、人形でもできる」と教えられた、とも。そのため、ルーシャンをはじめとした三人の王子は剣を振るうことが得意であり、魔法の腕も一流だった。……まぁ、それでも立場上護衛を付けることは必須なのだが。
「……ルーシャン殿下」
「ま、俺的な考えだけれどさ。世界にはいろいろな考えの人間がいるし、俺の意見がすべてだとは思わない。……っていうか、こんなのを言うのは俺っぽくないな。俺、ひねくれ王子なのに」
「……そうでしたね」
ドロシーはそう言って、くすっと声を上げて笑ってしまった。確かにルーシャンはひねくれ王子と呼ばれていた。だが、今のルーシャンには素直に好感が持ててしまう。ま、ドロシーの好感は決して恋愛感情には結びつかないのだろうが。ただの、友情に近しい感情だろう。
「だから、俺はドロシー嬢の趣味をバカにしないし、興味がある。……出来れば、調合について教えてくれる?」
さらに、ルーシャンがそう言ったので……ドロシーは目をキラキラとさせてしまった。ドロシーは、自他ともに認める「調合バカ」なのだ。